第22期竜王戦七番勝負第3局は、渡辺竜王の貫禄勝ち。
あの、誰もが気付かなかった△7九銀の必殺手など、
まるで全盛期の羽生名人を彷彿させるような、まさに神がかり的強さである。
それにしても、どうした!森内九段!
昨年のカードと逆の立場で、とうとう3連敗スタートとなってしまった!
3局とも特に内容がひどく悪い様にも感じないし、
最近の成績からも、そんなに不調にも思えない。
それほどまでに竜王戦での渡辺竜王は無敵なのか。
将棋界では、ここ1年の間に「3連敗後の4連勝」の奇跡が2度実現した。
俗に「2度ある事は3度ある」と言うが、さすがに今回はどうだろうか?
しかし、観戦者の無責任な立場から言わせてもらえば、
なんとか最終局まで、この好カードの名勝負を楽しませていただきたいものである。
ところで、今回の封じ手予想は誠に惜しかった!
この▲6八金右は「もしや?」程度にうかんだが、
この局面での1手の価値としては、どこか疑問に感じた。
感想では「この封じ手辺りがおかしかった」との意見だったので、
結果的に、この手が敗着と言う事になるのだろうか?
しかし、筆者の「封じ手」当てには、手の善悪は関係無い。
少数候補手を見事的中させて、賞品Get!を果たす為である。
ところが今回の竜王戦では賞品は無い。
では一体、自分は何の為にこんなバクチをやってるのだろう・・・。
まさに「将棋界の奇席」である。
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