先日、友人より「龍山駒をザクトライオンで磨いてみてはどうか?」との電話があった。
これは
筆者の所有駒で、確かに乾拭きでは落ちきれない木地汚れが多少目立つ駒である。
しかし、作品の年代的に昭和初期の古い駒でもあり、木地に染み込んだ汚れなので、
「ある程度は仕方なし」と思い、あまり深くは考えていなかった。
将棋駒の汚れ落としとして「牛乳」や「ザクトライオン」の手法は以前から知ってはいたが、
昔に「牛乳」を試した時に思うような効果が見られなかったので、比較的軽視していた。
さらに「駒磨き」とは、大変な体力や気力・集中力を要する作業である。
日頃の乾拭き手入れくらいならまだしも、気分が乗らないととても出来たものではない。
そんなある日、時間に余裕が出来、ちょうど我が家に「ザクトライオン」もあったので、
「ちょっと試しに『金将』の裏でも・・」と、駒を磨いてみる事にした。
ところが、なかなかどうして、素ッ晴らしい効果ではないか!!
まるで深夜TV通販で、劇的な汚れ落としクリーナーの実演を観るようである(笑)
いやはや「先人の知恵」とは、まったく有り難いものです。感謝!
こうなると、筆者の「職人魂?」に火が付いた!
写真は、金将の裏を1枚磨き終わったところ。
右上に映る、まだ磨いていない他の駒を是非ご記憶いただきたい。
果たして、この「龍山駒」は、どのように生まれ変わるのか?
乞うご期待!?
[7回]
PR