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「酒」

酒はうまい。

将棋好きの酒のツマミには、やはり将棋が似合う。

頭で棋譜を回想しながら談話を楽しむような高等頭脳を持ち合わせていない自分は、
持参した駒を広げて、ただただ陶酔するだけである。

昔の真剣師などの将棋指しは、駒袋を腰にぶら下げ道場を渡り歩いたと聞くが、
現代では、このような「変態?」も存在するのである。

しかし、居酒屋などの店内で観る駒は、照明の影響などもあって、
普段とはまた違った雰囲気を醸し出す。
お店の方にとっては、ツマミの注文もせず、さぞご迷惑だっただろう。

この場を借りて、深くお詫び申し上げます。。。

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続・続・使い込まれた「駒」

ある方が、約20年弱使い込んだ「盤」と「駒」
凄まじい指し跡だらけの「卓上盤」と、一部では彫埋め状態にまで磨り減った「盛上駒」
そしてそれは、トップを堅持し続ける為に貢献した「名棋具」でもある。

この駒を初めて拝見した時の感動は、今でも鮮明に覚えている。
なんとも良い所有者に恵まれた、幸せな駒であろうか。



大相撲春場所は、朝青龍が敗れる波乱!
場所前、体を絞った横綱に違和感を感じていたが、ここに来てその弊害が出てしまったのか?
体を絞る事でスピードは取り戻していたが、元々小兵でスピード相撲の日馬富士には逆効果!
終始捲くし立てられ、振り回された感じだった。
なんにしても、これで「全勝横綱対決」が観られなくなったのは誠に残念である。

一方、WBC決勝では、日本は強豪韓国を破り世界2連覇を達成!
これを契機に景気の方にも刺激を期待したいと言う、なんとも「シャレ」のような話(笑)
しかし、9回裏の同点劇では、さすがの韓国の底力を感じたものである。

「常に前進を目指さぬ限り、遂には後退が始まる」とは、あの羽生先生が唱えた勝負論。
それに習って前進し続けているつもりの筆者の歩調は、まるで「ムーン・ウオーク」のように、
前進のフリして後退している気がしてならない。。。

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「火の玉流と自然流」

10日に行われた順位戦C級2組最終戦にて、現役最高齢(73歳)の有吉九段が勝利され、
4勝6敗で残留・現役続行を決められた。

大変に喜ばしいニュースで、個人的にこの対局は
先日のA級順位戦最終局に匹敵するほど注目していた。
対局は臆することなくのびのびと、まさに「火の玉流」を彷彿させるような攻め将棋で、
終始圧倒した将棋のように感じた。

「最後の1局になるかもしれないので一生懸命指した」
「将棋が好きなので、あと1年指せるという喜びは大きい」

有吉先生のこの言葉にとても感慨深い感動を覚えたのは、果たして自分だけだろうか。
来期も、「火の玉」からさらに「豪の炎」のような攻め将棋を楽しませて頂きたいと思います。

一方で「棋界の太陽」こと、中原十六世名人が現役引退を表明された。
当ブログでも、過去の記事にてご病状の経過を案じた記述をしたが、まさかの引退だった。
まだ61歳。早すぎる大巨人の現役終止符劇に、またひとつ大きな時代の変貌を迎えた。

「前進できぬ 駒はない」

我が家に掛かる名人の色紙。
自分もこれから、あらゆる事に対して「前進」して行こうと思います。

長い間、大変お疲れ様でした。
お体をご自愛されて、ごゆっくりとご静養ください。

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「開雲書」

個人的に書道にも強い関心がある。
なので、必然的に駒の書体にも興味の目がいってしまう。

代表的な駒字にはそれぞれ「字母」が存在するが、
駒師の感性などによってその表現方法は異なり、
同じ書体であっても全く別の駒のような雰囲気となって完成するものでもある。
当然ながら、それぞれの得意書体もあるだろうし、
「この書体ならこの駒師」といった人気や個人的な好みもあるだろう。

その中で、ちょっとした興味を持っているのが「棋士の書体駒」である。
有名なところでは「関根書」(これは龍山書だと言われているが)や「木村書」「大山書」。
少しマニアックなところで「原田書」「中原書」「谷川書」といったところだろうか。

個人的に大山先生の書は好きで、直筆色紙や免状、置駒・彫埋駒なども所有しているのだが、
専門家の見解では一番の堪能書家は原田先生であると言う。(これは当然だが・・)
しかし、谷川先生の書も、ご人物同様にスマートで独特の妖艶?な雰囲気があって
好きな書字でもある。

そして、最近魅せられた棋士書体は、女流棋士でありながら、
書道の師範資格も持たれている、石橋幸緒女流王位による「開雲書」である。

「石橋書」の銘もあるが、「開雲」は石橋先生の書道家としての雅号であり、
こちらの方が「書家」としての意もあるので書体に合っていると思う。
現在でも、この書体を製作されている駒師の方は数名おられるが、
写真の駒を初めて拝見した時には、その書体の表現力に強く惹きつけられてしまった。
しかし、仮にこの駒で自分が将棋を指したら、その書体の迫力に魅せられて、
集中出来ずボロボロに負けてしまうに違いない!
(などと駒のせいにしているのでは、とても上達など望めません。。。)

ところで、木村十四世名人以降、歴代の永世名人は全て「駒字」を残されている。
近い将来、「森内書」や「羽生書」の駒字も登場する時が来るのだろうか?

そして二十世名人の行方は。。。
個人的に、この永世名人位には(佐藤)康光先生こそが相応しいと思っている。

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「将棋界の一番長い日」

A級順位戦最終局。
毎年、この日を楽しみにしている。
昨晩は深夜まで観戦し、おかげで今日は寝不足である。

今年のA級順位戦最終局で一番の注目を集めていたのは、名人挑戦権の行方ではなく、
谷川先生の降級危機ではなかっただろうか?
あの中原先生に次ぐ永世名人が、初めてA級から陥落してしまうかもしれない・・。
応援掲示板でも、谷川先生に宛てたメッセージが沢山寄せられていた。

しかし結果は5局中、一番早い終局で谷川九段の勝ち。
相振りの戦形は予想外だったが、あの▲9三桂成のタダ捨ての妙手!
解説の山崎七段も言われていたが、まさに谷川流の「カッコイイ」手である。
さらに▲5六金~▲4七金~▲4五銀には、谷川先生のA級残留への執念を感じた。

もうひとつ忘れてならないのが、タイトルホルダーの深浦王位の降級である。
タイトル戦などで、あれほど羽生先生に対して善戦している筆頭棋士であるのに、
何故かA級には残留出来ない。それほどまでにA級とは恐ろしい・・・。
B1が「鬼の棲家」なら、A級は「超人の棲家」と言ったところか。

一方で、2度目の名人挑戦を決められた郷田九段。誠におめでとうございます!
あと2局(プレーオフ)を観たかった気持ちもあったが、
5局中、個人的に一番面白かったのが郷田×木村戦だった。
羽生名人にとっても決して楽な挑戦者ではないと思うが、
一昨年のようにフルセットでの激戦を期待しております。

尚、A級順位戦最終局5局に使用された駒(駒箱・駒袋・揮毫入平箱含む)
を販売するという企画が初めて行われたが、
これについては、当方はあえて「ノーコメント」とさせて頂きます。。。

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【管理人】
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【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
几帳面な性格?のO型。
愛機はD300(Nikon)


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