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「開雲書」

個人的に書道にも強い関心がある。
なので、必然的に駒の書体にも興味の目がいってしまう。

代表的な駒字にはそれぞれ「字母」が存在するが、
駒師の感性などによってその表現方法は異なり、
同じ書体であっても全く別の駒のような雰囲気となって完成するものでもある。
当然ながら、それぞれの得意書体もあるだろうし、
「この書体ならこの駒師」といった人気や個人的な好みもあるだろう。

その中で、ちょっとした興味を持っているのが「棋士の書体駒」である。
有名なところでは「関根書」(これは龍山書だと言われているが)や「木村書」「大山書」。
少しマニアックなところで「原田書」「中原書」「谷川書」といったところだろうか。

個人的に大山先生の書は好きで、直筆色紙や免状、置駒・彫埋駒なども所有しているのだが、
専門家の見解では一番の堪能書家は原田先生であると言う。(これは当然だが・・)
しかし、谷川先生の書も、ご人物同様にスマートで独特の妖艶?な雰囲気があって
好きな書字でもある。

そして、最近魅せられた棋士書体は、女流棋士でありながら、
書道の師範資格も持たれている、石橋幸緒女流王位による「開雲書」である。

「石橋書」の銘もあるが、「開雲」は石橋先生の書道家としての雅号であり、
こちらの方が「書家」としての意もあるので書体に合っていると思う。
現在でも、この書体を製作されている駒師の方は数名おられるが、
写真の駒を初めて拝見した時には、その書体の表現力に強く惹きつけられてしまった。
しかし、仮にこの駒で自分が将棋を指したら、その書体の迫力に魅せられて、
集中出来ずボロボロに負けてしまうに違いない!
(などと駒のせいにしているのでは、とても上達など望めません。。。)

ところで、木村十四世名人以降、歴代の永世名人は全て「駒字」を残されている。
近い将来、「森内書」や「羽生書」の駒字も登場する時が来るのだろうか?

そして二十世名人の行方は。。。
個人的に、この永世名人位には(佐藤)康光先生こそが相応しいと思っている。

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