いよいよ第67期名人戦七番勝負が開幕する!
羽生名人×郷田挑戦者という、名人戦初カードに今から興味深々である。
2年前の名人戦で、森内名人を3勝4敗のフルセットまで追い込んだ長考派の郷田将棋が、
この持時間9時間という本棋戦において、羽生名人に対してはどこまで通用するのか?
いずれにしても名勝負を期待したいところである。
郷田将棋は強い!
昔の先崎先生の著書
「先崎学の浮いたり沈んだり 」の中で、酒の席にて、
「みんな細かい事を考え過ぎるんだ」
「将棋なんてバーと攻めて、攻められたらガツンと受けりゃいいんだ」
という台詞を読んだ事がある。
※筆者は、この言葉に一発で郷田ファンになってしまった(笑)
さらに
「世界は右に回る―将棋指しの優雅な日々」では、
酔った時の郷田先生の口癖が、「あー、意味無い意味無い」
そして極め付けは、
「パソコン? そんなものより大事なものは世の中にいくらでもある」
いやはや、なんともカッコイイではないですか!
もちろん10年くらい前の本なので、現在ではどうなのか分からないが、
こんなエピソードを聞いていると、とても人間味に溢れた魅力のある人物を想像させる。
七番勝負では、そんな豪快で強い郷田将棋を楽しませて頂きたいと思います!
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