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「ガラパゴス」

日本経済は、内需にばかり目を向けすぎた為に「ガラパゴス化」していると言う。

グローバルな視野から世界経済の将来性に目を向けようとせずに、
裕福な自国民ばかりを顧客としてきたツケが、大きなアダとなって返ってきているようだ。

まさに、目先の利ばかりを追い続けた、あるまじき結果であると言えようか。

将棋界では、現代のネット社会に敏感に反応し、様々なコンテンツを展開してきている。
筆者も、ある面では非常に有意義に活用させて頂いているが、求める道はそこには無い。

「棋具美術」の世界は、非常に狭い世界である。

現在では「ガラパゴス化」しつつあるとも言える?この世界で、
筆者は、これからもアナログ将棋の魅力を伝達していきたいと考えている。

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「ツマミ」

まず、毎晩慣れ親しんでいる「唐津焼」のグラスに氷を満杯に入れます。

次に、そのグラスに並々と焼酎を注ぎます。

その後、卓上盤をソファー前のテーブルにセットし、駒を並べます。

駒は、その時々の気分で、作者や書体を選択します。

続いて棋書や、その時の題材となる棋譜を用意します。

すべてを準備し終える頃、グラスはすっかり飲み頃になります。

まずは一口。。。ウマイ! 喉元にキューッとしみわたります。

そのよく冷えた液体は、日中の体の疲れや緊張を心地よく癒してくれます。

駒を手に、盛上げの美しさなどを味わいつつ、指し心地を楽しみます。

そのうち、だんだんほんのりしてきて、ソファーに横になります。

当然ながら、棋譜はろくすっぽ頭に入っていません。

そして男は、深い眠りへと誘われていきます。。。


以上が筆者の「ある暑い夏の夜」の風景。

そう、まさしくそれは「酒のツマミ」となるべく授けられた「運命の駒」であると言えよう。

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「修羅の駒」

当然ながら、盤・駒とは購入するものである。

そのランクはピンキリで、現在では将棋盤の場合だと超高級盤で500~800万円。
駒は、歴史的な価値も加味した実戦駒では、300万円くらいの上限だろうか。

ちなみに碁盤に至っては、上限は、まるで新築を購入するくらいの水準である。

愛棋家や収集家たちは、それぞれ各々の財布と相談しながら、
慎重なる検討を重ねて、自我の欲望を満たす為に散財?(笑)する事になる。

しかし、世の中には、全く散財する事もなく、
むしろ置き場に困るくらいの盤駒を所有する人達が存在する。

それらは全て、日々の研鑽から得られる「戦利品」の数々。

彼らは、特に「駒」などの「戦利品」の一部を更なる研鑽の為に鍛え上げ、
やがては愛棋家や収集家が羨む「飴色の駒」へと育て上げるのである。

そう、まさしくそれは、「修羅の駒」となるべく授けられた「運命の駒」であると言えよう。

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「パワースポット」

3連休も、今日でおしまい。

誠に良いタイミングで梅雨明けし、全国的にも快晴に恵まれた行楽地は大賑わい。
この勢いで夏の「日本経済界」へも、より一層の波及効果を期待したいところである。


ところで、写真は「将棋指し」には大変魅力的?な看板。

こんな所に駐車してると、それだけで将棋が強くなれそうである。
まさに将棋界に於ける、今流行の「パワースポット?」と言えようか。

それにしても安いなぁ。。。(笑)

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「名盤探訪記」盤(番)外編

激動の中、大相撲名古屋場所が開幕した。

TVやラジオ中継まで控えられ、ファンとしてはなんとも味気ない本場所である。
仕方が無いので「ダイジェスト版」を視聴してはいるが、全く面白くない。

本日、横綱白鵬が37連勝を達成したが、果たしてこの記録を伸ばす事が起爆剤となるのか?
やっぱり「あの人」がいた方が、大相撲は面白かったなぁ。。。

そんな大相撲界を片目に、筆者は現在、将棋界の動向に興味深々である。

王位戦での広瀬挑戦者の健闘や、竜王戦での羽生名人の永世七冠再挑戦の行方など、
決着するまで目が話せない好勝負が目白押しだ。

特に、広瀬六段の新感覚の穴熊は面白い。

終盤前の比較的早い段階で、まるで後の展開を読み切ったかのような踏み込みは、
観戦者をも「あっ」と驚愕させる切れ味である。

不甲斐ない大相撲界に代わって、今後の将棋界には大いなる盛り上がりを期待したい。





ところで、写真は先般の第六十八期名人戦決着局に使用された将棋盤。
今回、所有者の特別な許可を得て撮影させて頂いた。

ご覧の通り盤裏には、対局者を含めて5名もの棋士の揮毫が成されている。

これは、余程の関係者筋のコネか、盤に対する魅力がない限り有り得ない境遇であろう。

盤脚の造りも、技術的にも手を凝らせた美しい「盛り上がり型」である。



ただ、写真では、盤木口に「ロウ」が目立って白く写り込んでしまっている。
これは、所有者の方が固形のロウを保護目的で擦り込んだ為である。

個人的にはあまり好ましくは感じないが、特に盤にダメージを与えるものでもないので、
まあ、このあたりは、所有者各々の管理方法と言えるだろうか。

激戦の舞台を終えたこの名盤は、所有者の手によって大切に管理されながら、
次なる登場の機会まで、静かに眠りにつく事だろう。

「家宝(果報)は寝て待て」とは、よく言ったものである(笑)

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プロフィール

【管理人】
歩兵

【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
几帳面な性格?のO型。
愛機はD300(Nikon)


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