当然ながら、盤・駒とは購入するものである。
そのランクはピンキリで、現在では将棋盤の場合だと超高級盤で500~800万円。
駒は、歴史的な価値も加味した実戦駒では、300万円くらいの上限だろうか。
ちなみに碁盤に至っては、上限は、まるで新築を購入するくらいの水準である。
愛棋家や収集家たちは、それぞれ各々の財布と相談しながら、
慎重なる検討を重ねて、自我の欲望を満たす為に散財?(笑)する事になる。
しかし、世の中には、全く散財する事もなく、
むしろ置き場に困るくらいの盤駒を所有する人達が存在する。
それらは全て、日々の研鑽から得られる「戦利品」の数々。
彼らは、特に「駒」などの「戦利品」の一部を更なる研鑽の為に鍛え上げ、
やがては愛棋家や収集家が羨む「飴色の駒」へと育て上げるのである。
そう、まさしくそれは、「修羅の駒」となるべく授けられた「運命の駒」であると言えよう。
[7回]
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