東京渋谷区「千駄ヶ谷」
住宅地やオフィスが建ち並び、都内としては比較的閑静なイメージがあるこの地だが、
それ故に文化施設も多く、その中のひとつとして我等が総本山「東京将棋会館」は健在する。
筆者が東京将棋会館を訪れるのは、かれこれ5度目くらいだろうか。
まずは、3Fの事務局にて知人を訪ねるも、運悪く不在。
仕方なく2Fの道場を見学したり、1Fの売店にて御土産などを購入。
時刻はすっかり夕暮れ。
所在無く1F玄関前の喫煙所で一服つけてると、偶然「中田(功)七段」に出会う。
中田先生は、ご自身の地元・九州は博多にて、大変熱心に普及活動に務められている棋士で、
筆者も以前、酒席をご一緒した時に、その熱き想いを訊かせて頂いた事がある。
「これから博多に帰ります」とのお話だったが、
慣例とは言え、九州~関東往復の日々、誠に頭が下がる思いで一杯です。
中田先生の今後のご活躍を、心より応援致しております。
将棋会館を後に、続いて筆者が向かったのは「鳩森八幡宮」
将棋会館の真向かいにあるこの神社には、ご存知「将棋堂」が祭られている。
当然ながら扉には錠が掛かっており、中の「香月彫・大駒」は覗き見る事しか出来なかったが、
外周に掛かる願掛けの絵馬には、少年棋士達の純粋なる想いが記されていた。
ああ、将棋の聖地「千駄ヶ谷」よ、永遠なれ。
[4回]
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