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「世代交代」

3日、横綱・朝青龍の「引退相撲・断髪式」が行われた。

とうとう、この人が本格的に土俵を去る事になってしまった訳だが、
筆者は、改めて「ちょっと勿体無かったんじゃないか」と感じさせられた。

これまで、数々の問題行動を引き起こしてきたと評された彼だが、
その彼が本当に悪しき人物であったなら、引退セレモニーであるこの日に、
果たして、これほどまでの参加者が集っただろうか。

これは、一方では彼の人柄による大きな魅力の証とも言えるだろう。


その朝青龍への、インタビューでの一幕。

記者「(白鵬の62連勝に対し)もし自分がいたらどうでしたか?」

朝青龍「そりゃー、勝ちますよー!」

彼らしい、非常に頼もしい「リップサービス?」である。


一方、その白鵬へのインタビューでは、

記者「朝青龍がいたら、今の連勝はどうでしたか?」

白鵬「いやー、達成出来てなかったんじゃないかな」


この両者のコメントには、それぞれの個性がよく表れている。

それにしても白鵬は、勝負師ながら非常に冷静で、かつ謙虚である。
この美しきコメントから、筆者は白鵬の80連勝!を予言する。

さわやかなる「世代交代」 大横綱・白鵬!

新たなる大相撲界のトップスターとして、相撲のみならず、
世間全般のダラシナイ日本人に対しても「喝!」を入れるべく、
今後の大躍進を期待致します。

ナニハトモアレ、超横綱・朝青龍、本当にお疲れ様でした。

 

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「天才の象徴」

「イチロー・武豊・羽生」

巷でよく語られる、天才の象徴である。

この度、イチローが10年連続の200本安打を達成!
前人未到の大記録に、世界は歓喜の声に沸いている。

一部では「内野安打が多い」との批判もあるようだが、
先般の白鵬同様、この手のアマノジャクはどこでも登場するもの。
「結果論者」である筆者は、素直に賞賛の拍手を送りたい。

さらには、「馬の心を読む」とも言われた、天才・武豊。
そして、将棋界からはもちろんこの人!「羽生善治」が登場!

七冠制覇をはじめ、これまで数々の将棋史を塗り替えられた、
まさしく天才と敬称するに相応しい超人である。


ところが先日、個人的にふと、ある感覚におそわれる。

筆者は、最近「大山康晴」の棋譜をよく並べているが、
その内容たるや、居飛車党の筆者から見ても、まったく凄まじき強さである。

主に70~80年代の、いわゆる「大山最強時代」と言われた時期が中心だが、
これは、もしかしたら全盛期の羽生先生より強かったのではないかと思い、
ある高名な方に、ご意見を伺ってみた。

「宗英・宗歩を天辺とすると、大山・升田は香落ち、
 羽生さんは角落ちくらいではないでしょうか」

なるほど、大胆な意見だが、言い得て妙かもしれない。


将棋は、戦法・戦術においては着実に進歩を重ね、現代の方が確実に強いハズである。
しかし、中盤の勝負どころにおいては、記憶力や知識以上の「何か」が存在する。

大山先生は、「天才」を超越した超ド級の「怪物」だったのではないか。

「大山×羽生」戦は、大山先生の晩年に数局指されているが、
これは正直、比較資料にはならないだろう。

先般の「双葉山×白鵬」のような、ドリームマッチ的な妄想ではあるが、
果たして、世間の方々は、どのように感じられているだろうか?

 

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「自論他論」

横綱・白鵬が、ついに千代の富士の「53」連勝に並ぶ。

しかし、その大記録の達成を余所に、意外にも世間の反応は冷ややかだ。

「千代の富士の時とは、周りの環境が違う」
「所詮、外国人が達成したところで嬉しくもない」
「朝青龍がいれば、達成出来なかっただろう」etc・・・

これらの感想の数々には正直言って少々驚いたが、
やはり、大麻や野球賭博の傷跡が完全には癒えていない象徴なのだろうか。

そこで、筆者としての個人的な見解を少し述べさせて頂きたい。

まず「千代の富士との時代の相違」についてだが、当時は東西両横綱も在位し、
小錦などの超大型力士も活躍している環境でもあり、一理あるかもしれない。

ただし、「外国人批判」についてはイタダケナイ。
だらしないのは日本人力士である。

このような差別的な発言は、筆者の好みではない。

最後の「朝青龍との比較」では、白鵬は彼が引退するまで本割では7連勝中だった。
確かに白鵬の相撲は本筋で、その内容の面白さでは圧倒的に朝青龍に軍配が上がるだろう。

しかし、勝負の世界では「結果」こそ全てである。

「もし、朝青龍が真面目に相撲に取り組んでいたら・・」と言うのは、
「もし、升田先生が丈夫な体で酒に飲まれなかったら・・」という理論に等しい。

白鵬(大山)の実力と、朝青龍(升田)の人気。

それぞれの魅力は各人のスキズキだが、いずれにしても歴史に名を刻む事は大業である。
最近の白鵬の相撲は、むしろ以前のような野暮さも薄れ、筆者としては嫌いではない。

多衆から認められる事は、勝ち続ける事でしか得られない。
果たして、この連勝記録は一体どこまで伸ばされるのだろうか・・・。

筆者としては、静かに見守っていきたい心境である。

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「多事総論」

第五十八期王座戦が開幕。

緒戦は羽生王座、貫禄の圧勝。

18年間の保持~'05年からの無敗~現在17連勝中と、
ここまで、数々の驚異的な記録を打ち立て続けている。

その羽生王座も、今月で40歳。

「人生の中盤戦」とも言えるこの年代で、一体どのような将棋を魅せてくれるのか。
来月開幕の第二十三期竜王戦も併せ、今後のご活躍に大いに注目したい。


大相撲秋場所は、今回から通常に戻り、無事に開幕。

やはり注目は、横綱・白鵬の連勝記録だが、まずは歴代2位の「53」を目指したい。
最終目標は、史上初の「70」連勝だが、今回の機会を逃すと次回はさすがに難しいか。

しかし、かつて将棋界では、七冠獲得失敗に終わった羽生六冠王が、
「再挑戦は不可能」と言われながらも、翌年度の6つのタイトルを全て防衛!
さらには王将戦予選も勝ち進み、なんとリベンジマッチを実現されたものである。

このような事例もあるとは言え、これはまさしく奇跡に近い。
まずは一番一番、着実なる勝利を重ねて、大記録達成を目指して頂きたい。


民主党代表選挙は、菅総理の圧勝。

下馬評では「小沢氏有利」とも語られていたが、ついに不敗神話が崩れた格好だ。

民意に抽象される地方票が大きな勝因だが、実は筆者は小沢乗りだった。

一向に好転を見せない景気情勢に、「毒には毒」とばかりの短気な発想だったが、
これは、将棋に例えると「辛抱が足りない一手」だったか。

将棋とは、大山十五世名人の座右の銘「忍」が大切である。

「助からないと思っても、助かっている」

苦しい局面であっても、耐え忍んでいれば、やがては転機が訪れる。
そう信じて辛抱を続けるも、いつもそのまま攻めつぶされてばかりの筆者には、
未だに理解できそうにない名言である。

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「王子」

広瀬・新王位が誕生!

第五十一期王位戦七番勝負は、若き挑戦者が、
3連覇中の深浦王位を4勝2敗の奪取にて幕を閉じた。

2度の千日手もあり、実質は全八局におよぶ死闘だったと言っても過言ではないだろう。

一方の敗れた深浦王位は、3年振りの無冠となってしまうが、
過去の順位戦でも見られたように、その不屈の精神には凄まじいものがある。
今後の巻き返しのご活躍を、心より期待したい。


ところで、新王位・広瀬七段の愛称は「振り穴王子」である。

数年前では「ハンカチ王子」や「ハニカミ王子」などが有名だったが、
果たして「振り穴」の知名度とはいかがなものか?

ちなみにカタカナだと「フリアナ」となる。

将棋を知らない一般人には、言葉で聞く限りでは、
「フリーアナウンサー王子」とでも捉えられかねない。

なんともショーモナイ話だが、なんとコレ、筆者が体験した実話である(笑)

やっぱり将棋の「デジタル」普及には、弊害があるモンですな。。。

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将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
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