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「1000敗」

大相撲界の1000勝達成者は、昭和の大横綱・千代の富士と大関・魁皇のみだが、
将棋界では、既にこれまで8名の棋士が達成されている。

しかし将棋界には、さらに凄まじい記録「1000敗」も存在する。

一般に「負け」の数が多い事は不名誉な記録と思われがちだが、
厳しい勝負の世界で、これは勝ち続ける事でしか得られない、
大変に名誉ある負け数であると言えよう。

その、初代達成者は「加藤一二三九段」
今や「猫裁判」など、何かと話題や人気の多い昭和の大棋士である。

加藤先生と言えば、先般の名人戦第4局の立会人が記憶に新しい。

羽生名人のストレート防衛で幕を閉じた今期の名人戦だが、
筆者はその中継サイトの映像にて、ひとつ不快に感じた事がある。

それは対局前日の「検分」での様子。
カメラの前に激しく陣取り、これ見よがしに駒を吟味される加藤九段。

当の対局者の検分後、名人は含み笑い気味に「どれでも良いです」と言われていたが、
挑戦者の三浦八段は、明らかに「これで・・」と希望駒を示されていた。

しかし、その言葉を遮るかのように、
「私に一任させて頂いてもよろしいでしょうか?」と加藤九段。

何故、立会人である加藤九段が対局に使用する駒を選ぶのだろう?

しかも選ばれた駒は、一般的には長時間の対局に不向きとされている、
やや強めの「虎斑」だった。
結局、その対局に三浦八段は敗れてしまったのは周知の通りである。

まさか因果関係は無いと思うが、せっかく棋界最高の晴れ舞台に登場されたからには、
自身が望まれるベストな環境で、悔いの無い勝負を演じて頂きたかったものである。

今回の加藤先生の一連の行動は、筆者も以前より認識のあったものだが、
これを「味」と感じるか「否」かは、各人意見の分かれるところか。

検分には米長会長も同席されていたので、願わくば、是非ともお声を発して頂き、
「勝ち進んだ者のみに与えられる栄遇」を庇護して頂きたかったと感じてならない。

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「1000勝」

大相撲夏場所は、早々と13日目に横綱・白鵬の優勝が決定。

まあ、個人的な感想を言わせてもらえば「あの人」がいない土俵で当然の結果だが、
新大関の把瑠都も、筆者予想通りの兆候も見えはじめ、なんとも見応えの無い場所だった。

そんな中、古豪大関・魁皇の「1000勝」達成は、誠に輝かしい記録である。

実は以前、筆者は仲間に、

「魁皇は引き際(引退時期)を逃している」
「出来れば、惜しまれながら退いて欲しかった」

と、漏らした事がある。

しかし、今となっては間違った失言であったと認めざるを得ない。

名大関・魁皇様、誠に申し訳ございませんでした。

外国勢に制圧された大相撲界に君臨する「孤高のサムライ」として、
是非、歴代1位となる「1046勝」達成へ向けて頑張って下さい。

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「未だ山麓」



前回の続きではないが、大変珍しい升田先生の色紙。
そう、「史上初の三冠王」達成当時の揮毫である。

升田先生は当時、「超名人」や「名人の上」など、
洒落っ気?のある揮毫をされていた事は周知の通りだが、
すべての称号を記した色紙にお目に掛かったのは初めてである。

元々升田先生は、あまり色紙に揮毫されなかったと伝え聞くが、
そのような意味でも、大変貴重な揮毫であると言えるのではないだろうか。

「たどり来て、未だ山麓」

三冠を達成されて尚、謙虚に揮毫されたこの言葉。
これは、筆者が最も好む「升田語録」である。


さて、明日からは「名人戦第四局」!

実は、この対局にはある名盤が使用される。
まさに筆者の予言通りであると言えよう(笑)

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「伝説の男たち」



先日、とある「元・力士」の方から、1枚の写真を拝見させて頂いた。

驚くなかれ、ナント!そこには「ヒゲの大先生」が写っているではないか!

そしてさらに、この写真には更なる大人物の姿が・・・。
そう、あの昭和のスーパーヒーロー「力道山」である!

『力道山と升田幸三』

昭和を代表する、この「伝説の男たち」と一緒にシャッターに収まるとは、
なんとも幸運であり、奇跡的なショットであろうか!

周りに写る面々も、由緒ある財界人の方々だが、力道山氏はこの撮影から約2ヵ月後、
ご存知、不慮の事故により、帰らぬ人となってしまったそうである。

それにしても、やっぱり「写真」とは良いモノだ。

現代ではビデオカメラが台頭してきて、手軽に高画質の映像が撮影できる時代である。
その為、我が子の成長記録など、動画で撮影される親御さんも多いと聞く。

しかし筆者は、あえてアナログ的な「写真」の魅力を唱えたい。

人は「思い出」を振り返る際、ただ動画を観るだけではナントモ味気無い。
「思い出」は、「観る」ものではなく「語る」ものである。

写真に写る風景を体験する者から、言葉を添えて語り継がれる事こそ、
感慨ある記憶として強く脳裏に刻まれ、次代に伝達されていくものではないだろうか。

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歩兵

【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
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几帳面な性格?のO型。
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