今日から世間はシルバーウイーク5連休。
全国的に天気にも恵まれ、各所行楽地では大変な人出のと事。
景気回復の為にも、大きな事故の無い様、大いに賑わってほしいものである。
大相撲秋場所も今日から7日目、中盤戦である。
昨日、横綱白鵬に土がつく波乱!
今場所、磐石の仕上がりに思えた白鵬だったが、初顔で少し慎重になりすぎたか。
しかし、これは横綱相手に堂々の押し相撲で挑んだ、相手の翔天狼を賞賛すべきだろう。
ところで、関脇の琴奨菊は、毎場所マワシをかなりキツく締めて登場する。
それは「息が出来るのか?」「ソンキョ出来るのか?」と思わせるほど激しい締め方だ。
なんでも、相手にマワシを取らせない為の作戦との事である。
しかし、筆者はこの姿勢には否定的である。
力士は取り組み中、相手にマワシを与えさせないのも実力のひとつ。
両横綱をはじめ、大関琴光喜などは、そのへんの腰使いなどがじつにうまい。
例えマワシを取られても、腰で切ったり、巻き替えなどで無力化する事も技術である。
第一、ギッチギチにマワシを締めたその姿は、視覚的にも関心しない。
さらに、その窄(すぼ)んだ腰回りには、力士らしい堂々とした貫禄も感じられない。
もし、マワシの締め方に規定があり、すべての力士が同じ条件で対戦するなら、
おそらく琴奨菊には関脇の地位は家賃が高いだろう。
棋士でも、タイトル戦などでは和服が正装とされているが、
決まりがないからと言って、極端に変化させて相手の困惑を図る人はいない。
力士もそれらしい堂々としたマワシ姿で、「技術」を競って正々堂々と戦い、
観客を魅せつける勝負を繰り広げていってほしいものである。
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