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「格言」

「盤上の駒を使う」

ある高名な方から教えて頂いた将棋の格言。

将棋は、世界でも稀な「持ち駒を再使用する」ゲームである。
その特異なる性質ゆえか、特に初心者や級位者では次の一手を考える際、
スグに持ち駒を使用しがちな傾向にあるようだ。

そこで、安易に持ち駒を使う事を考える前に、
「まずは盤上にある駒を使う事を考えてみなさい」と言う教えである。

これは主に中盤戦を対象にした格言だが、
これにより「盤面を広く見る」クセもつき、「遊び駒の活用」も図られ、
言われてみれば当然の言葉だが、まさに「極意」である気がする。

実際、筆者も棋譜解説を聞きながら大局観の指導を受けていた際、
この格言に沿った一手を解説され、なんとも深く感心したものである。

しかし、まあ、頭で理解はしていても、実戦で活用出来るかどうかは別問題。
このあたりが実力差でもあり、将棋の難しさなのだろう。

特に筆者の場合は、思考中に盤・駒への美観による「サブミリナル効果」が入る(笑)
上記「格言」の前に、まずコイツをどうにかして撃破しなければならない。。。

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「升田のごとく」

筆者は、よく本を読む。
将棋と同じく、インドア派の自分にとっては誠に相性のよい娯楽である。

先日、ちょっと面白そうな本を見つけた。

「升田のごとく」

そう、あの升田幸三・実力制第四代名人である。

うつ病に苦しむ落ちこぼれサラリーマンが、妻や娘、愛犬など何もかも失い、
失意のどん底に喘ぐ中、ふらりと入った奇妙な古本屋で目にした一枚の揮毫。

「香一筋 升田幸三」

その強大な魂を宿した筆文字から、不世出の天才が語りかけてくる。

「俺は今でも生きている。お前は今を生きているか」

その時、運命が動き始めた!

筆者は、この手の「評文」に弱い(笑)
早速ネットで購入し、その夜のうちに升田式「焼酎の梅割り」を片手に読み始める。

物語の舞台はちょうど12月。タイミングもバッチリである。
ただ、短気で分割読みが出来ない筆者は、本を読むスピードがとても早い。
就寝前には、すっかり読み終えてしまった。

個人的な感想を言えば、ちょっと先の展開が読めがちだったので、
100点満点中65点と言ったところか。
ただ「升田幸三」先生の魅力は存分に体感できるフィクションである。

本作は作中人物として実名が登場するが、遺族の方々には正式にご承諾をいただいている。
それゆえ「もう一つの升田伝説」として楽しむには格好の作品であろう。

不景気でなにかと暗い師走の中で、仕事に疲れた将棋ファンの方にはオススメです。
しかし、筆者のような「一気読み」からの寝不足には、くれぐれもご用心を。

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「妻の小言」

今回の「妻の小言」は抜群に面白かった。

おなじみ渡辺竜王夫人のブログで、毎回その「才」を感じさせる文章が大変に面白く、
個人的によく閲覧させて頂いている。

「ネット将棋」と題した今回の内容は、息子・柊くんのネット将棋デビューの話。
15級という初心者レベルでのイカサマ登録が発覚し、息子の仇を最強の父が討つという、
なんともドラマチックな?仰天ストーリーである。

1年くらい前と言う事は、渡辺竜王がちょうど「永世称号」を獲得した時期。
相手の15級の人は、知らぬ事とは言え、その「永世竜王」に打ちのめされたのである。
指してて急にメチャクチャ強くなったので、かなり驚いただろう(笑)
まるで「大逆転将棋」の現実版のような出来事である。

ただ、上級者でも初心者から登録し、勝ち進んで目標Rまでの到達を楽しむという
「ロールプレイング」的な登録方法は聞いた事もある。

もちろん、最初がイカサマ登録である事には間違いないが、
R点は、結局落ち着くトコロに落ち着くものである。

普通はこの手の登録者に当たると不運とされたものだが、
冒頭の相手の場合は、大変に幸運?と言えるだろうか。

しかし、やっぱりイカサマはいけません。

その昔、麻雀のイカサマ師などは、その技を磨く為に日々練習に努めたと言う。

俗に「怠惰を求めて勤勉に行き着く」と言われた皮肉だが、
同じく勤勉なら、最初から正統派に勤勉でありましょう。

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「この人も強ェ~!」

大相撲九州場所は14日目、横綱・白鵬が大関・琴光喜下し、
千秋楽を待たずして12度目の優勝を決めた。

さらに、この相撲で年間勝利数が85となり、朝青龍の持つ84の記録を超え、
現時点で、史上最多勝利数となっている。

竜王戦での渡辺竜王も「強ェ~!」が、この人も「強ェ~!」

それにしても朝青龍は、一体どうしちゃったんでしょう?
12日目から、まさかの3連敗。。。

ここ1年、終盤での崩れが多いようにも感じたが、やはりそろそろ限界なのか?
個人的には11日目までの相撲を見る限り、まだまだ第一線を張れる内容に感じたが、
結局は「26年ぶり」と言われた「全勝横綱対決」は、とうとう実現しなかった。

明日の千秋楽は、既に優勝が決定している為、なんとも盛り上がりに欠けるものである。
その結びの横綱対決では、おそらく白鵬が勝ち、年間勝利数を86と伸ばすだろう。

これまで「封じ手」がハズレ続けてきた筆者だが、これは的中するハズ?である。

ナニワトモアレ、今年末の筆者の楽しみは、これですべて終わってしまったのでした。。。

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「強ェ~!」

第22期竜王戦七番勝負第4局は、渡辺竜王の完勝!
なんと4連勝のストレートにて決着してしまった。

しかし、竜王戦での渡辺竜王はホントに「強ェ~!」
シリーズを通して、すべて圧勝だったような印象である。
これで棋界最高賞金を、6年連続での獲得。
まったく、うらやましい限りですな(笑)

それにしても森内九段は、一体どうしちゃったんでしょう?
今回の七番勝負が「4タコ」とは、誰も予想出来なかったハズである。

もうこうなったら、現在好調の順位戦にて奮起いただき、
来年春の「名人戦七番勝負」にて「永世名人対決」を実現させて頂きたい。
谷川九段ともども、是非とも期待しております。

ところで、今回の封じ手は△8五桂。
今回のこの手は、比較的予想しやすかったのではないだろうか?
筆者の予想も(チラッと△6五銀がうかんだくらいで)△8五桂だった。

しかしそれよりも、図から34手目の△4四歩が疑問だったと言う。
実は、ここでは筆者は普通に△4四歩かと思っていた。



62手目の△3七銀なら、まだ分かる気もするが、
こんな序盤の何気ない1手が問題とは、やっぱり将棋は難しいなあ。。。

ナニワトモアレ、今年末の筆者の楽しみのひとつは、これで終わってしまったのでした。。。

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【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
几帳面な性格?のO型。
愛機はD300(Nikon)


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