先日、とある「元・力士」の方から、1枚の写真を拝見させて頂いた。
驚くなかれ、ナント!そこには「ヒゲの大先生」が写っているではないか!
そしてさらに、この写真には更なる大人物の姿が・・・。
そう、あの昭和のスーパーヒーロー「力道山」である!
『力道山と升田幸三』
昭和を代表する、この「伝説の男たち」と一緒にシャッターに収まるとは、
なんとも幸運であり、奇跡的なショットであろうか!
周りに写る面々も、由緒ある財界人の方々だが、力道山氏はこの撮影から約2ヵ月後、
ご存知、不慮の事故により、帰らぬ人となってしまったそうである。
それにしても、やっぱり「写真」とは良いモノだ。
現代ではビデオカメラが台頭してきて、手軽に高画質の映像が撮影できる時代である。
その為、我が子の成長記録など、動画で撮影される親御さんも多いと聞く。
しかし筆者は、あえてアナログ的な「写真」の魅力を唱えたい。
人は「思い出」を振り返る際、ただ動画を観るだけではナントモ味気無い。
「思い出」は、「観る」ものではなく「語る」ものである。
写真に写る風景を体験する者から、言葉を添えて語り継がれる事こそ、
感慨ある記憶として強く脳裏に刻まれ、次代に伝達されていくものではないだろうか。
[8回]
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