第二十三期竜王戦七番勝負第1局は、渡辺竜王の貫禄勝ち。
大変に難解な将棋で、終盤はまさに迷宮のような展開に。
竜王は、そのプロでも見解の分かれるような複雑な局面を見事に潜り抜け、
最後は、名人の突然の投了にて幕を閉じた。
それにしても筆者が感じた事は、渡辺竜王のその威風堂々たる風貌である。
2年前とは明らかに違い、緊張の素振りなど微塵も感じられなかった。
これこそ「初代永世竜王」「竜王6連覇」ゆえの貫禄なのか。
過去、名人経験者である森内・佐藤(康)両先生は、この渡辺竜王に2度退けられている。
果たして今回、羽生名人2度目の挑戦の行方は。。。
2局目以降も目が離せない、その頂上対決に相応しい、素晴らしい熱局を期待したい。
ところで、写真は長崎・三菱重工造船所の風景。
長崎と言えば、筆者は「造船の街」という印象が強い。
もちろん、他にも「百万ドルの夜景」や「坂道」、「雨」などでも有名な魅力多き街である。
ちょこっとだけ観光に出かけたので、その模様は次回に。
大変に高名な方と、貴重な時間を過ごさせて頂きました。
[7回]
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