年明けより、ひどい風邪を引く。
さらには日頃の激務にも追われ、体調は最悪。
若い頃にはそれなりに無理も利いていたが、体はすっかり弱くなったものである。
まだ完全には体調が戻っていないが、ボチボチ今年も歩き出してみようかと思います。
年初に、筆者の元へ差出人不明の雑誌が届いた。
「さよなら小沢一郎」
サブタイトルにそう書かれた、その雑誌は「週刊現代」
もちろん注文もしていないし、定期購読もしていない。
「政治家に知り合いはいないし、誰だろう?」
などと思いつつページをめくっていくと、
「名人羽生善治に学ぶ『大局観で勝つ』」という記事が載っている。
執筆者は「T氏」
おそらくは、この「T氏」が雑誌を送って下さったのではないかと思った。
T氏は、竜王戦第一局に長崎でご一緒させて頂いた記者の方である。
すごくハンサムな方で、最初にお会いした時はどこかの俳優さんかと思ったほどだ。
読み進めていくと、さすがはプロの物書き、
羽生将棋の特徴やその思想など、じつに適切な表現にて書かれていた。
中でも興味を引いたのが、渡辺竜王が評した「羽生さんへの信用」である。
筆者が第一局の現地で感じた渡辺竜王の貫禄は、この裏付けだったのかもしれない。
それにしても、歯に衣を着せず「ズバリ」と発言される竜王はさすがである。
勇気ある「発言」とは、なかなか難しいものだ。
現代では、その「発言」が出来る人間が少なくなったように思う。
「発言」をする者は、その言葉に「責任」を負わなければならない。
その「責任」を逃れる為に、人は「発言」を避けるのである。
筆者もブログで様々な「発言」をしているが、立場が違うのでほとんど「無責任」である。
こういうのが「いちばんタチが悪い」発言者であると言えよう(笑)
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