羽生名人の様子がおかしい。
既報の通り、現在行われている「第六十九期名人戦」では3連敗スタートとなり、
昨日の第5回大和証券杯最強戦でも、1年前にプロに昇段したばかりの菅井四段に、
一手差の形も作れない程の敗戦を喫してしまう。
いくら菅井四段が関西期待の新鋭棋士と言えど、将棋界の権威でもある「名人」が、
新四段にこのような内容で負けとあっては、さすがに不可解と感じざるを得ない。
これまで、今期6戦の戦績は1勝5敗(勝率1割6分7厘)。
生涯成績が7割を超える羽生名人にとって、これはまさしく異常と言えるだろう。
まだ今期が始まったばかりだが、果たして明日からの名人戦第四局(先手番)は、
一体どのような将棋になるのだろうか。
何か違った意味で、その行方に興味深々である。
ところで、斯く言う筆者も実戦将棋は絶不調!
元々、日頃からあまり実戦を指さないので「不調」とはおこがましいが、
この間久しぶりに「24」で指したら、なんと17連敗を記録!
R点も一気に300点近く落としてしまった。
それどころか五手詰めすらも簡単に解けなくなっており、
これはもはやただ事ではないと、かなりのショックを受けてしまった。
将棋には「①ゲーム性」「②棋士」「③棋具」など様々な魅力があるが、
筆者は、これまで上記3つのバランスを保ってきたつもりである。
ところが、知らず知らずの内に①がかなり疎かになっていたようだ。
思えば、過去にも似たような事例があり、その度に何度も仲間に「棋具界引退」を宣言してきたが、
いつも「おかえり」と迎えられる心地良さに甘えてしまうばかりだった(笑)
今回は、まあ引退と言わないまでも、少し本腰を入れてみようかと思う。(かもしれない)
既に、数日前から取り組みだした「日めくり(365日)詰将棋」は半年分が終了。
日頃の棋譜並べも、盛上駒から彫埋駒にチェンジ。
これで遠慮なく棋譜に集中出来る。(かもしれない)
酒も控えようかと思ったが、これは出来そうにないので却下。
やはり最低限、将棋に「楽しさ」を忘れちゃいけません(笑)
羽生名人とは天地ほど立場が違えど、筆者もこの状況を脱すべく、
「初心」に帰り、「勝利」を楽しめる将棋を取り戻したいと思います。
[8回]
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