朝青龍問題が「待った無し」の局面を迎えている。
当初報道されていた仲間内だけでのイザコザならいざ知らず、
一般人にまで及んだ暴行となれば、もはや酌量の余地は無しと言えよう。
ただ、事件の詳細が未公表の為に、一方では金銭的な思惑もからんだ
被害者的な側面も語られているようだが、暴行の事実が存在する以上、
そのような世間の目をもってしても、もはや擁護のしようも無い状態である。
この一件について、貴重にも将棋界トップの方のご意見を伺う機会に恵まれた。
「私が武蔵川理事長の立場なら、朝青龍を解雇にした上で自らも辞任します」
「黒子役である協会が『日下開山』である横綱を解雇することで誠意を示し、
さらに最高責任者である理事長自身が退くことで責任を示します」
「そうする事で理事職にも空きが出来て、現在争われている貴乃花親方の理事選も
円満に解決することが出来るのです」
このお言葉を聞いて、筆者は大変に深く感心させられたものだった。
さすがは我らが将棋界が誇る「トップの姿勢」!
勝負師としての潔さと、何手先をも見抜かれた深い読みの言及である。
果たして朝青龍問題は、どのような結末を迎えるのか?
今後の日本相撲協会の対応に注目したい。
[7回]
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