いよいよ名人戦も残り三番勝負!
ここまで2勝2敗のタイだが、全局後手番が勝っているという、
昨年度の先後勝率割合を象徴するかのような奇怪な?結果となっている。
男・郷田挑戦者、先手番での初勝利なるか!?
注目の戦形は横歩取り。
後手番の羽生名人が勢いよく踏み込んで、早くも終盤戦のような雰囲気。
それにしても羽生名人は、大事な対局でも、まるで実験するかのように
激しく踏み込まれる将棋が多い。
その姿勢は、あの「升田幸三」実力制第四代名人を思わせる。
大山先生の「現実主義」と、升田先生の「理想主義」
観戦者としては、当然ながら「理想将棋」の方が面白い。
しかし、過去の歴史からみても、「理想主義」は「現実主義」に敗れるのである。
果たして、この「思想?勝負」の結果やいかに?
ちなみに、今回の筆者の勝負手は△5六歩。
たとえ負けても、△5二歩のような手は指したくないという「理想」である。
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