熱心な将棋ファンの方なら、この駒はご存知ではないだろうか?
御蔵島黄楊赤柾虎斑・大竹竹風作・菱湖書・盛上げ駒。
そう、50年に一度の大逆転と言われた昨年の名人戦第三局、
森内名人×羽生挑戦者の舞台に登場し、あの「▲9八銀」の大悪手を生んだ、
まさしく魔性?の駒である。
今回、所有者の方の特別な許可を得て掲載させて頂いた。
それにしても竹風師の駒木地は、抜群に揃いが良い。
反面、書体の文字が比較的単調な感もあるので、その作風には
賛否両論あるところだが、木地の質や盛上げの技術・美しさでは、
まさしく「巨匠」と呼ぶに相応しい名職人であると言えよう。
筆者は、光栄にもこの駒で対局させて頂いた事もあるが、
さすがは「魔性の駒」!あっさり負けてしまったのでした。。。
(駒のせいにしてはいけません!)
[0回]
PR