写真は「第五十一期王位戦第四局」に使用された、思眞作・錦旗の赤柾駒である。
今回、思眞師の駒がタイトル戦に登場したのは初めての快挙!
駒師の世界も、着実に世代交代が進んできていると言えようか。
筆者も一度、思眞師にお会いした事があるが、誠にもって好人物!
とても親切なお心遣いから、礼儀正しくハンサムで、書も達筆!
独身女性にとっては、既婚者なのが惜しいところである(笑)
筆者が持参した「静山作・清安書」の駒を、しげしげと眺められていたのが印象的だった。
写真の駒の所有者は、「今後は盤上で使っていきたい」との感想。
使用派の筆者にとっては、誠に喜ばしき言葉である。
駒は大事に使用していれば、然程キズなど入るものではない。
そればかりか徐々に風格を増していき、円熟した味わいを楽しめるのである。
思眞師も、きっと同じ思いではないだろうか。
[17回]
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