根杢材の島桑四本脚隅丸駒台。
一般に、老樹(古木)の証とも言われる「黒味」の効いた、大変素晴らしい木味である。
駒台の隅丸造りは好みの個人差もあるが、盤側に対してアタリキズが付きにくく、
実用的だと考える方もおられるようだ。
もっとも隅丸ではなくても、これ程の駒台と釣り合いのとれる盤なら、
ハナっからキズが付くような手荒な扱いはしないものだと思うが(笑)
それにしても、この駒台の天板は少し珍しい木目である。
一体どの部位をどのように木取りすれば、このような木目が表れるのか?
このあたりも、指物師の優れた感性による高等技術と言えるのではないだろうか。
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