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「影水の漆」

将棋名人400年祭として記念される「第70期名人戦七番勝負」がいよいよ開幕。

開幕前、絶不調と評されていた「名人」に挑むのは、今や絶好調の名高い「王者」羽生二冠。

しかし、名人戦(順位戦)を舞台とする勝負では、無類の強さを誇るのが森内名人である。
その姿は、まるで竜王戦を舞台とする渡辺竜王のようでもあり、このまま簡単に退くとは思えない。

大注目の緒戦は、大熱戦の末、森内名人の勝利。やはり、さすがの貫禄である。

中盤まで前例のある興味形だったが、△4六銀で羽生二冠が変化。
その後も巧みに攻めをつなぎ、終盤、名人玉をギリギリまで追い込むも、“鉄板流”を前にあと1歩届かず、最後は名人の鮮やかな龍サバキで決着。
終局まで不動だった駒は“4枚”という、「永世名人」対決に相応しい名局だった。

しかしながら、まだ勝負は始まったばかり。
その決着は、第6~7局まで充実した番勝負を期待したい。



ところで、写真は「影水」の駒。

ご覧のとおり、所々に「漆」が剥離した跡が見られる、俗に言う“使い込まれた駒”である。

コレクターなどの垂涎の的として貴重される「影水」だが、筆者はこれまで、このような状態の駒を数多く見てきたせいか、どうにも「影水」に触手が伸びない実感がある。

実用派である筆者からすれば、その「造り」に信頼が持てないと言うのが正直な感想で、
事実、写真の駒は、漆が剥離した跡に“埋め跡“が無い事も確認される。

もっとも「影水」の魅力はまた別のところにあり、「影水などの駒は、作風や存在に価値があり、実用する駒ではない」という意見もあるが、このあたりは筆者が少し感覚が異質なところなのだろう。

筆者は昔、不測の事から「静山」の駒の漆が少し剥がれてしまった事がある。

しかし、その下には埋め跡が忠実に残っており、必ずしもこれを品質の判断としている訳ではないが、
少なくとも、この経験がひとつの“縁”として、「静山」に対する“信頼”となっている事は確かである。

最近、筆者宅には様々なお客が訪れる機会があり、その際には数々の「名駒」で対局を楽しんでいる。

もちろん、皆「谷川流」の柔らかい指し口で、駒の扱いにはとてもアタリの優しい方々ばかりだが、
やはり「信頼のおけない造り」の駒では、不安でどうにも指す気がしない。

また、使い込んでの将来的な駒の“ビジョン”を、安心して想像出来ないとも言えるだろう。

やはり、駒の好みは十人十色。
当然の事だが、駒に何を求め、どう活かすかは所有者次第である。

果たして、筆者の元に置かれている“駒”たちは、今、幸せなのだろうか?
その答えは、筆者が“鬼籍”に入る時まで解らないのかもしれない。。。


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