大相撲初場所は、13日目にして大関・把瑠都の初優勝。
結びの白鵬が、まさかの不覚!
その直前に把瑠都が琴奨菊を貫禄の力相撲で破った為、なんともあっけない終幕となってしまった。
しかし、本日に限っては琴欧州・琴奨菊両力士の相撲も讃えたい。
琴奨菊はいつものようにガブるだけではなく、把瑠都に上手を与えないよう巧みな腕使いを見せ、
いつもは淡白な琴欧州も、最後の足取りを絡めた厳しい詰め寄りなど、大変素晴らしい集中力を見せた。
それにしても、現在の大相撲を賑やかせているのは、相変わらず外国人ばかりである。
新大関・稀勢の里も、まだまだ安定感が薄いような印象も否めない。
一体、日本人の大和魂はドコへいってしまったのか。
ただ、今場所の幕内では「妙義龍」(兵庫)が先場所から引き続きの好調。
十両では、現在単独トップを走る「千代大龍」(東京)が快進撃。
幕下では「佐久間山」(東京)の27連勝など、明るい兆しも垣間見れるように思う。
今回、把瑠都は初優勝を成し遂げたものの、相撲内容はまだまだ横綱の域ではない。
まだまだ筆者は、外国人ならではの恵まれた体型と、ズバ抜けた怪力が成せる荒技に過ぎないと感じている。
写真は、本日の大相撲放送終了時の一コマ。
いかにも外国人らしい把瑠都の顔芸?パフォーマンスである。
表情豊かな「把瑠都らしい」“茶目っ気”とも言え、筆者は特段違和感を覚えないが、
お難い識者の中には、これを「品が無く不快」と感じる方もおられるのではないだろうか。
激しい言葉になってしまうが、筆者は「勝負の世界は実力のある者が絶対的な権威者」だと思っている。
先の朝青龍問題と同じく、こんな傍若無人振りが憎いと思えば実力で勝ち取るしかない世界である。
将棋界は、コンピューターの脅威に迫られながらも、棋士達は必死に戦い続けている。
日本の国技「大相撲」においても、日本人力士は外国人力士との体格差などに負けない、
日本人らしい“業師”相撲を磨き上げ、権威を取り戻して頂きたいものである。
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