実はこれ、盤師が日向榧の端材からシャレで作った「健康にぎり玉」
それをさらに、自分で丹精込めて磨き仕上げた至極の作品?である。
ちょうど烏骨鶏の玉子(5センチ)ほどの大きさで、手のひらにジャストフィット!
将棋の対局中などでは、今や扇子代わりとなっている。
当然ながらまだまだ新しい木肌だが、これが経年の手脂などでどのように味を出すか?
盤・駒などでもそうなのだが、本来「使用品」とされているものが、新品の状態のまま
使われないのは、個人的に「もったいない」と感じてしまう。
丁寧に愛された「使用品(特に木工品)」は、その深みで更に美しさを増す。
「道具」とは気持ちを持って大事に使えば、必ず応えてくれるものなのである。
先々、今度はこの「使い込まれた榧玉子」を掲載してみたい。
その時、皆様に「用の美」を感じて頂けたなら、これに勝る幸せはございません!(笑)
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