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「先人の知恵」2

「ザクトライオン」で磨かれた駒は、その積年の汚れが酵素によって分解され、
その下に眠っていた木地本来の木味が甦ると言う。


(磨いた1枚と未処理3枚の比較)


(磨いた表面と未処理の側面の比較)


(半分だけ磨いた王将の裏面)

ただし、同時に積年の油分による飴色の味わいも若干失われてしまう為、
すべてが良い事ばかりではないが、前所有者による手入れ不足の不遇面を考慮すれば、
駒を活き返らせる為には、いささかやむを得ない「非常手段」であると言えるだろう。

次回は、いよいよ作業後の甦った?駒を掲載!
いやぁ~、ともかく疲れました。。。

「あ~指が痛ェ~」(泣)

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「先人の知恵」

先日、友人より「龍山駒をザクトライオンで磨いてみてはどうか?」との電話があった。
これは筆者の所有駒で、確かに乾拭きでは落ちきれない木地汚れが多少目立つ駒である。

しかし、作品の年代的に昭和初期の古い駒でもあり、木地に染み込んだ汚れなので、
「ある程度は仕方なし」と思い、あまり深くは考えていなかった。
将棋駒の汚れ落としとして「牛乳」や「ザクトライオン」の手法は以前から知ってはいたが、
昔に「牛乳」を試した時に思うような効果が見られなかったので、比較的軽視していた。

さらに「駒磨き」とは、大変な体力や気力・集中力を要する作業である。
日頃の乾拭き手入れくらいならまだしも、気分が乗らないととても出来たものではない。

そんなある日、時間に余裕が出来、ちょうど我が家に「ザクトライオン」もあったので、
「ちょっと試しに『金将』の裏でも・・」と、駒を磨いてみる事にした。

ところが、なかなかどうして、素ッ晴らしい効果ではないか!!
まるで深夜TV通販で、劇的な汚れ落としクリーナーの実演を観るようである(笑)
いやはや「先人の知恵」とは、まったく有り難いものです。感謝!

こうなると、筆者の「職人魂?」に火が付いた!



写真は、金将の裏を1枚磨き終わったところ。

右上に映る、まだ磨いていない他の駒を是非ご記憶いただきたい。
果たして、この「龍山駒」は、どのように生まれ変わるのか?

乞うご期待!?

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「実戦駒」

第22期竜王戦七番勝負第一局は、渡辺竜王の先勝。
双方1分将棋に及ぶ、まさに期待を裏切らない好勝負だった。

今回の両者の七番勝負は、出だしの1、2勝だけでは後の展開が読めない。
今や、3連勝しても安心できない御時勢である。
願わくば、今年いっぱい最終局まで名勝負を楽しませて頂きたいものです。

ところで、封じ手予想はまたもやハズレ!
しかも、本命と思っていた▲5八金すら当たらずダブルパンチ!
いやはや、将棋とは難しいモンですね。。。

ゲン担ぎに、ここは竜王のマネでもしときましょう(笑)

「第2局以降も引き続き頑張ります。」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

写真は地味な木地だが、実は由緒ある名駒。
まさしく実戦向けであり、まだ比較的新しいので鍛え甲斐もあると言えようか。

また将来、拝見させていただく機会が来るのを楽しみにしております。

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「封じ手」

第22期竜王戦七番勝負第一局は、挑戦者・森内九段の封じ手で1日目を終えた。

初日から▲6六銀、▲4八飛など、積極的な攻勢を見せる森内九段に対し、
ふわりふわりと柔軟な対応を見せる渡辺竜王のその落ち着きは、今や竜王5期の貫禄か。

しかし、手厚い「鉄板流」を豪語?する森内将棋は、
決してこのまま短絡的な攻めのみには終わらないだろう。

さて、その封じ手予想は、大半が▲5八金。
筆者も、第一感の予想は▲5八金だが、▲3六歩も予想されているようである。
しかし▲3六歩は、どうも懐が広がりすぎてバランスが悪いような気がする。

それにしても、直前の渡辺竜王の△5二銀は、一手で陣形が引き締まった柔軟な好手に映る。
先手もこの△5二銀の引き締めに合わせ、▲5八金で何の問題もないように思う。

と、ここまでは普通の予想である。

あくまでも「穴」を狙いたい筆者は、ここでは▲9六歩を予想!
後の▲5八金なども含みに、もう少し相手に指させて陣形が緩むのを待機したい戦略である。

う~む、今回は賞品が無いのが惜しいなぁ~。。。(笑)

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「竜王戦開幕!!」

いよいよ明日(14日)より、第22期竜王戦七番勝負が開幕する。
渡辺初代永世竜王の六連覇なるか!森内十八世名人のリベンジか!
昨年のカードとは、また違った魅力があり、大いに期待したいところである。

思えば、昨年の第21期竜王戦七番勝負に興奮した勢いで始めた当ブログだが、
12月には、なんと1周年を迎えてしまう。。。いやはや、よく続いたモンです。。。

そして、その1年間のタイトル戦封じ手の我が予想はすべてハズレ。
しかし、いつの日か「大穴」的中を目指して精進?してまいります。

ところで、写真は筆者愛用の「日向榧」材の駒箱。
盤材に不向きな「杢」材を活かし、盤師の遊び心で造られた作品である。

それにしても日向榧の美しい木味は、
盤のみならず、盤側材としても大変に魅力的である。

ただ、このような杢材は非常に堅く、鉋など刃物仕事は容易ではない。
作者は、「二度と造りたくない!」との感想でした(笑)

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【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
几帳面な性格?のO型。
愛機はD300(Nikon)


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