世間の注目を大きく集めた歴史的な大勝負は、双方1分将棋まで全力を出し切った、
まさに初代永世竜王誕生に相応しい、素晴らしい名勝負だった。
渡辺竜王は、3連敗からの4連勝(将棋界初!)での防衛となり、
この最終局では「無敵の先手羽生矢倉」を打ち破ったのだから、見事と言う他はないだろう。
これで「森内」「佐藤(康)」「羽生」の将棋界3強?を全てフルセットにて撃破した事になる。
開幕時より今回の竜王戦は、世間的には羽生名人寄りの声が多かったと思うが、
この最終局では、天下の羽生名人の得意形を、後手をもって堂々と受けて立ち、
そして競り勝ったのだから、勝った渡辺竜王を称えるべきであるだろう。
羽生名人も、負けたとは言え未だ四冠。タイトル通算71期。
来年のリベンジ(永世竜王再挑戦!)に向けて、
また、大山十五世名人の獲得タイトル数通算80期越え目指して、
更なるご活躍を期待したいところである。
ところで。。。封じ手(2四歩)は見事にハズレ!
しかし、その6手後に着手。
いやはや、歩の突き捨てのタイミングとは、ヒジョーに難しいモンですな。。。
[0回]
PR