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名人戦開幕!!

いよいよ第67期名人戦七番勝負が開幕する!
羽生名人×郷田挑戦者という、名人戦初カードに今から興味深々である。

2年前の名人戦で、森内名人を3勝4敗のフルセットまで追い込んだ長考派の郷田将棋が、
この持時間9時間という本棋戦において、羽生名人に対してはどこまで通用するのか?
いずれにしても名勝負を期待したいところである。

郷田将棋は強い!
昔の先崎先生の著書「先崎学の浮いたり沈んだり 」の中で、酒の席にて、

「みんな細かい事を考え過ぎるんだ」
「将棋なんてバーと攻めて、攻められたらガツンと受けりゃいいんだ」

という台詞を読んだ事がある。
※筆者は、この言葉に一発で郷田ファンになってしまった(笑)

さらに「世界は右に回る―将棋指しの優雅な日々」では、
酔った時の郷田先生の口癖が、「あー、意味無い意味無い」

そして極め付けは、
「パソコン? そんなものより大事なものは世の中にいくらでもある」

いやはや、なんともカッコイイではないですか!

もちろん10年くらい前の本なので、現在ではどうなのか分からないが、
こんなエピソードを聞いていると、とても人間味に溢れた魅力のある人物を想像させる。

七番勝負では、そんな豪快で強い郷田将棋を楽しませて頂きたいと思います!

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「喫茶店」



今度は酒場ではなく、喫茶店での駒談義。

「空いた時間に、ちょっとコーヒーでも・・」と誘われ、
お互いにコーヒー1杯の注文で「あーでもない、こーでもない・・」
と、相変わらずの変態振りである。

会話に夢中になっていると、いつの間にか昼食タイムでお店は大混雑!
速やかに、ご退散とさせて頂きました。

2回目ですが、お店の方、並びにご昼食で並んでおられたお客様方、
誠に申し訳ございませんでした。。。

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「アテ」その2



日向榧の碁盤と将棋盤。

それにしてもこの将棋盤の「アテ」は、なんとまぁ激しいものであろうか。
ここまでくると、逆に好き嫌いもあるかもしれない。

一般に囲碁の愛好家よりも、将棋の愛好家の方が「アテ」を好むと言われる。
確かに名盤でも「アテ」で真っ赤な碁盤はあまり見た事はない。
個人的にも、写真右の碁盤程度の「アテ」が好みではある。

ちなみに、写真左の将棋盤のような木口を鉋仕上げするのは相当に骨が折れる。
筆者も鉋を挽かせてもらった事があるが、普通の榧材でも大変な技術を要するのに、
「アテ」の強い木口は特に堅くて、へとへとに疲れてしまった経験がある。

現在ではペーパー仕上げをされる職人も多いらしく、納得出来ない訳でもないが、
このような高等技術を持たれている職人がだんだん少なくなってくる事は、
我々棋具ファンにとっては、誠に寂しい時代になってきたと感じざるを得ない。。。

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「巻菱湖」

「巻 菱湖」とは、幕末から明治にかけて活躍した偉大な書家である。

その巻師の書体を用いて駒字にアレンジされたのが「菱湖書」であり、
おそらく現在では、一番の人気書体ではないだろうか。
先日引退を表明された中原十六世名人も、この書体を好まれていたと聞く。

しかし自分は、「錦旗」や「水無瀬」の方が好きである。
別に「菱湖」がキライな訳ではないが、個人的に地味で大人しい感じの書体が好きな為で、
「菱湖」には少し、派手さや華やかさがあった方が似合っていると思うからだ。

その点、かの天才駒師・影水が、豊島字母より更に独自のアレンジを加え、
より華やかに完成させた菱湖書体は、まさに書体とベストマッチしており、
後の将棋駒ファンや駒師達に、尊大な遺産を残してくれたと言えるだろう。

写真の「巻菱湖書」は、ある歴史的な対局に使用された駒。
スグに「解かった!」と言う貴方は、かなりの将棋駒狂であると認定いたします(笑)

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「三桂クラブ」

数年前、所用で大阪に出かけた際、予てより一度行ってみたかった「三桂クラブ」に訪問した。

伝説の真剣師などを数多く輩出し、また勝負の舞台にもなった、
古い将棋指しなら一度は憧れる?神聖な老舗道場である。
通り沿いのガラス戸前で対局していた際、場に不釣合いなスーツ姿だった事もあってか、
たくさんのギャラリーから、しっかり観戦されてしまった。
その光景もこの道場ならではの名物であり、幸いにもその対局には勝利出来て
ホッと一安心したものだった(汗)

自分が来訪した時にはまだ大田先生がご健在で、一番奥の席で指導対局を指されていた。
途中、食事で「ジャンジャン横丁」を散策していた時、偶然大田先生と出会い、
お話や握手をして頂いた事が今では貴重な思い出である。

ディープな街、大阪。。。
中でもこの通天閣界隈は、一般的には治安が悪くて若い世代達があまり寄り付かないと聞く。
しかし、個人的にはこの下町の人情味あふれる「まいど!」な人々が大好きである。

実際、二度目に来訪した時に、道場の方から
「以前も来てくだはりましたなぁ」
と、お声を掛けて頂いた時には、正直嬉しかったのを覚えている。

将来また機会があり、三度目の訪問になった時でも、
きっとまた温かくお声を掛けて頂けるに違いない、とてもアットホームな道場である。

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【趣味】
将棋全般・カメラ・書道

【自己紹介】
将棋盤・駒・棋具に精通?
几帳面な性格?のO型。
愛機はD300(Nikon)


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